ブログ

新潟市西区の動物病院 たけペットクリニック > ブログ > 猫が何度もトイレに行く、尿が出ない|膀胱炎と尿道閉塞のサイン

ブログ

ブログ

猫が何度もトイレに行く、尿が出ない|膀胱炎と尿道閉塞のサイン

こんにちは。新潟市西区小針の、たけペットクリニックです。

朝晩の冷え込みが増え、猫ちゃんも暖かい場所で過ごす時間が長くなる季節です。この機会に、食欲や元気と一緒に「毎日きちんと尿が出ているか」も確認してみませんか。

猫が何度もトイレに入る、長くしゃがんでいる、いつもと違う場所で排尿する——。これらは、わがままやトイレの失敗ではなく、膀胱や尿道の病気によるサインかもしれません。

猫の下部尿路疾患とは?

猫の膀胱や尿道に起こる病気をまとめて「猫下部尿路疾患(FLUTD)」と呼びます。

原因には、特発性膀胱炎、尿路結石、尿道栓、細菌感染などがあります。なかでも特発性膀胱炎は比較的多く、ストレスや生活環境など、複数の要因が関係すると考えられています。

見た目の症状だけで原因を特定することは難しく、尿検査や画像検査などが必要になる場合があります。

見逃したくない排尿異常のサイン

次のような変化がないか、トイレを確認してみましょう。

  • 何度もトイレに行く
  • 長く力んでいるのに、尿が少ししか出ない
  • 尿に血が混じる
  • 排尿時に鳴く、落ち着かない
  • トイレ以外の場所で排尿する
  • 陰部を繰り返しなめる
  • 尿の塊がいつもより小さい、または見当たらない

力んでいる姿が便秘に見えることもあります。「便が出ない」と思っていたら、実際には尿が出ていなかったということもあるため、尿の有無を必ず確認してください。

特にオス猫の「尿が出ない」は緊急です

オス猫は尿道が細く、結石や尿道栓などによって尿道が詰まりやすい傾向があります。

尿がほとんど出ていない、何度も力む、吐く、ぐったりする、食べないといった症状がある場合は、尿道閉塞の可能性があります。尿道閉塞は腎機能や全身状態に影響し、命に関わることがあるため、翌日まで様子を見ず、すぐに動物病院へご連絡ください。

お腹を押して尿を出そうとしたり、人用の薬を飲ませたりすることは避けましょう。

ご家庭でできる観察と予防

猫砂にできた尿の塊の数や大きさを、毎日さりげなく確認しておくと変化に気づきやすくなります。多頭飼育では、どの猫が排尿したか分かりにくいため、気になる猫を一時的に分けて観察する方法もあります。

新鮮な水を複数の場所に置き、トイレは清潔で落ち着ける場所に用意しましょう。急なフード変更や無理な飲水は避け、その子に合った食事や水分の取り方を獣医師と相談してください。

「何度もトイレに行く」「尿の塊が小さい」という小さな変化が、早期発見につながります。迷ったときは、新潟市西区のたけペットクリニックへお気軽にご相談ください。

たけペットクリニック
新潟市西区小針