猫が何度もトイレに行く、尿が出ない|膀胱炎と尿道閉塞のサイン
朝晩の冷え込みが増え、猫ちゃんも暖かい場所で過ごす時間が長くなる季節です。この機会に、食欲や元気と一緒に「毎日きちんと尿が出ているか」も確認してみませんか。
猫が何度もトイレに入る、長くしゃがんでいる、いつもと違う場所で排尿する——。これらは、わがままやトイレの失敗ではなく、膀胱や尿道の病気によるサインかもしれません。
猫の下部尿路疾患とは?
猫の膀胱や尿道に起こる病気をまとめて「猫下部尿路疾患(FLUTD)」と呼びます。
原因には、特発性膀胱炎、尿路結石、尿道栓、細菌感染などがあります。なかでも特発性膀胱炎は比較的多く、ストレスや生活環境など、複数の要因が関係すると考えられています。
見た目の症状だけで原因を特定することは難しく、尿検査や画像検査などが必要になる場合があります。
見逃したくない排尿異常のサイン
次のような変化がないか、トイレを確認してみましょう。
- 何度もトイレに行く
- 長く力んでいるのに、尿が少ししか出ない
- 尿に血が混じる
- 排尿時に鳴く、落ち着かない
- トイレ以外の場所で排尿する
- 陰部を繰り返しなめる
- 尿の塊がいつもより小さい、または見当たらない
力んでいる姿が便秘に見えることもあります。「便が出ない」と思っていたら、実際には尿が出ていなかったということもあるため、尿の有無を必ず確認してください。
特にオス猫の「尿が出ない」は緊急です
オス猫は尿道が細く、結石や尿道栓などによって尿道が詰まりやすい傾向があります。
尿がほとんど出ていない、何度も力む、吐く、ぐったりする、食べないといった症状がある場合は、尿道閉塞の可能性があります。尿道閉塞は腎機能や全身状態に影響し、命に関わることがあるため、翌日まで様子を見ず、すぐに動物病院へご連絡ください。
お腹を押して尿を出そうとしたり、人用の薬を飲ませたりすることは避けましょう。
ご家庭でできる観察と予防
猫砂にできた尿の塊の数や大きさを、毎日さりげなく確認しておくと変化に気づきやすくなります。多頭飼育では、どの猫が排尿したか分かりにくいため、気になる猫を一時的に分けて観察する方法もあります。
新鮮な水を複数の場所に置き、トイレは清潔で落ち着ける場所に用意しましょう。急なフード変更や無理な飲水は避け、その子に合った食事や水分の取り方を獣医師と相談してください。
「何度もトイレに行く」「尿の塊が小さい」という小さな変化が、早期発見につながります。迷ったときは、新潟市西区のたけペットクリニックへお気軽にご相談ください。
たけペットクリニック
新潟市西区小針

